2009年12月5日土曜日

米新規失業保険申請件数は1年2カ月超ぶりの低水準

[ワシントン 3日 ロイター] 米労働省が発表した11月28日終了週の新規失業保険週間申請件数は前週比5000件減の45万7000件と、1年2カ月超ぶりの低水準となった。減少は5週連続。

 ロイターがまとめたアナリスト予想は48万件だった。

 ウェルズ・キャピタル・マネジメント(ミルウォーキー)のシニアポートフォリオマネジャー、ジェイ・ミューラー氏は「2週連続で明確に50万件を下回ったことは心強い。雇用がプラスに転じるには40万件近くに減少する必要がある。われわれは道半ばだ」と述べた。

 4週間移動平均は48万1250件と、前年11月以来の水準に減少した。減少は13週連続となる。 

 申請件数は3月の水準と比べて大幅に減少しているものの、アナリストが雇用の成長を示す目安とする40万件を依然上回る水準にある。

 野村証券(ニューヨーク)のエコノミスト、ザック・パンドル氏は「(申請件数が)低水準にあるだけでなく一段と減少したという事実は労働市況が実際に改善していることを示す非常に強い兆候だ。統計上のゆがみは見られない」と述べた。

 一方、11月21日終了週の受給総数は2万8000件増加し546万5000件。市場予想の548万件を下回ったものの、11週ぶりに増加に転じた。

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